hibinokoto

なんでもない日々たち

ともだちに本を勧めてみた

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友達におすすめの本教えてと言われました。アラサー女子です。わたしなりにおすすめした本がこちら。 

 エーリッヒ・フロム/愛するということ

愛するということ

愛するということ

 

 ちょうど1年ぐらい前にNHKの「100分de名著」で取り上げられていて知りました。題名からはモテ本か?と勘違いするひともいるかもしれません。孤独と愛と社会と個人の関わり。人間、ひとりでは生きていけない。どこかに所属したいと本能的に求めるもの。でも所属したことによって考えることをやめてはいけない。

www.nhk.or.jp


アドラー心理学入門/ 岸見一郎

アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)

アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)

 

 こちらも今月の「100分de名著」でちょうど取り上げられています。昨年ヒットした「嫌われる勇気」でアドラーを知りました。原因ではなく目的に向かって行動している。いつのまにか過去の失敗を言い訳に探していないか。そんな問いかけを自分にしたくなる本です。


恋愛成就寺/小池龍之介

恋愛成就寺

恋愛成就寺

 

 アドラーにもフロムにも共通するものを感じます。数年前なにかの雑誌で お悩み相談の記事を読んでなるほど〜と思ったのがきっかけで何冊か読んでみました。たしか割り込みをするマナー違反をする人がゆるせない!という相談に、それはあなたが自分を大事にされなかったことに怒っているのではないか、という回答だったと記憶してます。人は無意識のうちに驕り勝手に他人を巻き込んでしまうものなんだなと思います。


野心のすすめ/林真理子

野心のすすめ (講談社現代新書)

野心のすすめ (講談社現代新書)

 

 パワフルなイメージの林真理子さん。実は就職活動で苦労したなんて思いもしなかった。やりたくない仕事に就きくすぶっていた時期があったとは。


リブセンス/上阪徹

リブセンス〈生きる意味〉

リブセンス〈生きる意味〉

 

 最年少で上場した社長をインタビューしたビジネス本です。もしも子供がいたらこんな子に育つといいな〜、という気持ちになります。この人の存在はテレビで知りました。たしかカンブリア宮殿村上龍が褒めてた気がします。私は小さいころ大人と関わることが少なかったけれど、この社長のように大人が働く姿に夢をもつ子供が増えればいいなと思いました。ママになる人にオススメしたい。


すき好きノート/谷川俊太郎

すき好きノート

すき好きノート

 

 自分を構成するものってなんだろう?シンプルに整理したい時によさそうな本です。イラストもかわいいし、子供向けなのかもしれませんが全世代つかえる。プレゼントにもいいかもしれません。


イデアのつくり方/嶋浩一郎

嶋浩一郎のアイデアのつくり方 (ディスカヴァー携書)

嶋浩一郎のアイデアのつくり方 (ディスカヴァー携書)

 

 ノート術とか手帳術やマインドマップを突然まとめたくなる時があります。この本は自分がひっかかったものたちを書き留めてくっつける、そんな手帳づくりを紹介した本です。サスペンスドラマで事件のトリックを何気ない日常のヒントから解決する!冴え渡る主人公の推理!みたいにカオスが生み出すミラクルを経験したことないですか?自分というフィルターを通したときに生まれるもので何かを変えられるかもしれません。自分の考えでも数日経てばまるっきり変わることもあるから面白い。


土佐堀川/古川智映子

文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)

文庫版 小説 土佐堀川 広岡浅子の生涯 (潮文庫)

 

 朝ドラ「あさが来た」の原作本。大阪市内に住んでいるので馴染みがある場所が登場するのでなおさら楽しめます。あさという人は新しいものにチャレンジするタイミングと人を呼び寄せる才能に恵まれてたのかもしれませんね。


この年齢だった!/酒井順子

この年齢だった!

この年齢だった!

 

 日経ウーマンに連載されていたエッセイです。入院中の母に持って行ったら面白かったといってもらえました。とくにこの中で興味をひかれたのが岡本太郎の母、岡本かの子。小説や歌人として活動し一妻多夫状態だったそうです。とんでもなく破天荒で魅力的なひとだったようです。


パレード・悪人/吉田修一

パレード (幻冬舎文庫)

パレード (幻冬舎文庫)

 
悪人(上) (朝日文庫)

悪人(上) (朝日文庫)

 

  吉田修一にハマったきっかけの一冊「パレード」です。この本をしらない人は先入観なしでぜひ読んでほしい。吉田修一といえば映画化された「悪人」がたぶん一番有名ですね。社会問題として大きく取り上げらるような問題が話の中心になるのかと思いきやスルーしてそのそばに潜んでる悪いとも良いとも判断できないモヤモヤしたそれぞれの感情をフォーカスする。読んで数日後にあれってそういうことなんだろうか?と思い出したりする。 悪人は出会い系サイトで出会った男女が殺人事件を引き起こす。これが中心のようだけれど実はいつも損な役回りをしてきた主人公が悪人になることを実は周りの人たちが期待していたのではないか?という問いかけが主題。 


ユージニア/恩田陸

ユージニア (角川文庫)

ユージニア (角川文庫)

 

  けっこう前に読んだので記憶が曖昧ですが、すっきりと謎解き解決するミステリーではない。歪んでいたのか狂っていたのは誰か。あぶり出していく狂気にゾッとするけれど美しさがある。


世界音痴/穂村弘

世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫)

世界音痴〔文庫〕 (小学館文庫)

 

 不器用さが愛おしい。母性本能をくすぐるとはこんな人のことでしょう。

 

以上!